世界で一台のお気に入りピアノを購入するために

ピアノメーカー・ブランドリスト

ぜひ注目したい国産&外国産の隠れた名ピアノメーカー

他にも、ピアノメーカー・ブランドはたくさんあります。ここではほんの一部ですが、主に国産のピアノメーカー・ブランドについて説明します。
すでに廃業、倒産してしまった会社もありますが、ピアノそのものは中古市場に出回っていることもあります。見かけたら試弾してみると、意外な出会いや新しい発見があるかもしれません。

アトラス

アトラスピアノは、アトラスピアノ製造株式会社という、1954年に創業し、1986年に事実上の倒産した、静岡県浜松市のピアノメーカーが出していたピアノです。
国立音楽大学の専門演奏者のアドバイスを受け、郡司すみが技術顧問となって発展したピアノで、かつてはヤマハはカワイに次ぐ人気がありました。「伝統的なウィーンの響きを持つ」という評価もあります。

ディアパーソン

ディアパーソンは、昭和の名工と呼ばれる大橋幡岩がデザインしたピアノです。この時点で、大橋はすでに40年以上ピアノ作りに携わっていました。自分が理想とするピアノを作りたいということで、採算や工程、手間も度外視し、彼自身が納得できるピアノを追い求めた結果、このピアノが誕生しました。
製造していた浜松楽器工業は経営に行き詰まり、ヤマハの傘下に加わりましたが、現代でもディアパーソンの職人は大橋の思想と技術を受け継ぎ、彼の理想に近付こうと腕を磨いています。

ローゼンクランツ(IKピアノ)

伊藤ピアノ技研という国内メーカーがかつて販売していたピアノです。まろやかな音色が特徴です。また、元々は鍵盤製作所であったため、鍵盤は意識して作られているとのこと。あまり知名度のないメーカーですが、ピアノ工場が集まる浜松の職人がおすすめするほど優秀なピアノです。ただし、Rosenkranzという同名のドイツのブランドピアノがあるので注意が必要かもしれません。

シルバースタイン

東海楽器製造株式会社が出したブランドです。この会社は1947年にカワイ出身の技術者たちが集まってスタートしました。鍵盤ハーモニカを開発したこともある会社で、長い歴史と技術はありますが、現在はギターが主力であり、ピアノ事業には携わっていないようです。ピアノそのものは、ドイツのシンメル社のものを研究、基準として作られているため、できるかぎり小型化され、あまり広くない部屋のなかでは透明でブリリアントな音を奏でてくれます。

エルンストフォーマイア(スタインリッヒ)

浜松にあった三葉楽器製作所が製造していたピアノのブランドです。三葉楽器製作所は現在の東洋ピアノ(主力ブランドはアポロピアノ)の元となった会社です。その後、三葉楽器製作所は名前を「スタインリッヒ製作所」に変更し、エルンストフォーマイアなどのブランドのピアノを1988年頃まで製造し続けました。アポロピアノが革新的な技術をどんどん吸収するタイプのピアノだとすれば、スタインリッヒは伝統的な技術にのっとったピアノを製造していたといえるでしょう。エルンストフォーマイアもその系譜のピアノだと思われます。

大成ピアノ

大成ピアノ製造会社が製造していたピアノです。ただし、この会社は現在存在していません。木製の手作りピアノメーカーとして東洋ピアノ、アトラスに次ぐメーカーでした、大手メーカーのカワイから特注品の下請けもしており、優秀な職人がいたことが想像できます。音色は明るく深みがあり、外装もおしゃれです。バーンスタイン、ドレスデン、アレキサンダーというブランドも出していました。

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