世界で一台のお気に入りピアノを購入するために

大橋ピアノ(オオハシピアノ)

こんな人におすすめ・大橋ピアノ

価格 音色 タッチ デザイン
80~150万円 深く響く重厚な音 重め クラシカル&シンプル

大橋ピアノは、天才ピアノ職人である大橋幡岩が、1958年に創業した大橋ピアノ研究所で製作されたピアノのブランドです。大橋ピアノ研究所は、親子2代までつづくも、1995年に廃業してしまいました。

ブランドの大きな特徴は、「国内最高水準の手作りピアノ」とあらゆるところから評されているその品質の高さにあります。

創業者の大橋幡岩は、13歳で日本楽器製造(現ヤマハ)に入社しました。そこで、河合楽器製作所(カワイの前身)を創業した河合小市とともに働き、ピアノの名工と呼ばれるようになったのです。

その後、低コスト化のためピアノを量産販売するヤマハに反発し、独立しました。自身の思い描くピアノを作るため、一切の妥協をせず、一から作るハンドメイドピアノの製作に取りかかるようになります。

自分の名前である大橋を冠にしたピアノは、日本の環境に適合しており、「和製ベヒシュタイン」とも呼ばれています。採算を度外視し、手間をかけ、素材を厳選し、職人によるハンドメイドのピアノはきわめて高品質でありましたが、生産台数はアップライトピアノで4939台、グランドピアノは数十台しかなく、とても貴重なピアノで、その中でも状態の良いものは一握りのものです。そのため、「幻のピアノ」といわれています。

新品・中古の特徴

大橋ピアノはメーカーが廃業しているので、新品のピアノは存在しません。入手するならば中古のみとなります。

しかし、そもそも総出荷台数が5000台を下回り、愛好者や根強いファンが多く、めったに市場に出てきません。

ピアノ本体の状態や整備状態がよく、信頼できる販売店で出会うことがあれば、試弾したうえで購入対象にすることも十分にアリな選択です。

価格はアップライトで60万~80万円ほど、グランドピアノは400万円程度です。

この価格帯で、なおかつ状態が良い場合ならば、同価格帯の大手メーカーの新品を買うよりもはるかにおすすめです。量産型の新しいピアノよりも、圧倒的に当時の大橋ピアノの方が良い素材を使用し、素晴らしい技術を持った職人の手で作られているからです。

音色の面で言うと、透明度が高く芳醇で、演奏者に合わせ素直に応えてくれるタッチといわれています。普通のアップライトよりもタッチは重めですが、柔らかく、表情をつけやすいため、ダイナミックで広い瞬発力があり、重厚感があり、透明度が高い高音の音色は、ヨーロッパのグランドピアノのようだとも評されています。

繰り返しますが、状態が良好で、信頼できる販売店や調律師が身近にいる人ならば、おすすめできるピアノです。逆に言うと、「大橋ピアノ」というブランド名だけに惹かれ、オークションなどで試弾もせずに購入したり、大橋ピアノの調律調整の経験がない調律師に頼んでしまうと、ピアノ選びに失敗してしまうかもしれません。

このメーカー・ブランドのピアノを購入した人の声

  • 「大橋ピアノが我が家にやって来た時、その美しさに感動し、泣きそうに。アップライトなのにこんな音色が出るのかとびっくりしました。これから色んな曲を弾いてみたいです」
  • 「購入のきっかけは、大橋ピアノの本を読み、職人のピアノに対する思いと妥協のないこだわりを持つメーカーだと知ったからです。30年ほど前のピアノを購入しましたが、状態は良く、調律も終えると、温かい音色を奏でています」
  • 「楽器店の倉庫で大橋ピアノを見た時、薄暗い倉庫の中で特別なオーラを放ち、輝いているように見えました。音も、素直な柔らかみのある音で、妻もすぐに気に入り、購入を決定しました。妻は『このピアノには魂がある』と言っていましたが、確かにそうかもと思ってしまうほどの存在感でした」
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