タローネ
こんな人におすすめ・タローネのピアノ
価格 | 音色 | タッチ | デザイン |
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要問い合わせ | 甘さや優美さを感じられる音色 | 様々な芸術表現ができる弾き心地 | 要問い合わせ |
「タローネ」のピアノは、その名の通りタローネという偉大な調律師の手によって作られたピアノです。画家の父と詩人の母を持つタローネ。兄弟はみな自身の感性を発揮する職業についており、タローネ自身も例に漏れずピアノに深く関わることになり、「イタリア製で世界一のピアノを作らなければならない」、という思いを持っていたといわれています。
タローネが目指していたのは、イタリアの文化ともいえるヴァイオリンのような音色。演奏者側に立った視点で作られており、さまざまな芸術表現ができるピアノとなっています。タローネピアノの特徴の一つとして挙げられるのが、ピアノの響きを左右する「響板」と呼ばれるパーツ。このピアノには、手作業で淵を薄く削ぎ落とされた、高い技術を感じられる響板が使われています。この部分からも、音色に甘さや優美さを加えるための職人技を実感することができるでしょう。
また、タローネはヤマハのグランドピアノの開発に深く関わっていました。ヤマハが「コンサートグランドピアノ」の開発を行ったときに、当時ピアノ技術者であったタローネが招かれ、アドバイスをしたのはよく知られている話です。さらにタローネはヤマハのグランドピアノとして国内外の演奏家や全国の学校・音楽専門機関など各所から高い評価を受けている「C3」の基礎を作り上げていることからも、ピアノ界に非常に大きな影響を与えた人物であるといえます。
新品・中古の特徴
ピアニスト・ミケランジェリにも愛されたタローネピアノですが、1982年にタローネが亡くなったことに伴い、工場も閉鎖に向かいました。そのためタローネピアノの製造はおよそ40年ほど前に終了しており、新品のピアノが出回ることはありません。
さらに、タローネが生きている間に製造されたピアノは500台にも満たないといわれており、さらにタローネは気に入った人にのみピアノを販売していました。そのためタローネピアノを手放す人はほとんどおらず、本場のイタリアでもなかなか出会うことができないため、「幻のピアノ」とも言われています。
このことから、中古市場でタローネピアノに出会うことはほとんどないといっていいでしょう。何かの折に出会うことがあったのなら、非常に貴重な体験といえるのではないでしょうか。
タローネのピアノを購入した人の声
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