1Step.ピアノを購入するお店を探そう
ピアノは大半の人にとって安い買い物ではありません。だからこそ、心の底から納得できるピアノを購入すべきです。
ピアノが触れられるお店=大型ショールームへ行きましょう
自分が納得できるか、つまり自分に合っているかどうかを確かめるには、やはり実際の音色を聞き、鍵盤に触れてみなければわかりません。
そのため、多くのピアノ販売店やショールームでは、試し弾きをさせてくれます。慎重に慎重を重ね、じっくりと考え、向き合いたいピアノ選び。そんなあなたをサポートしてくれる販売店の選び方について、いくつかのポイントごとにまとめました。
ピアノの品揃え
購入者の声を聞いてみると、「ピアノは出会い」という言葉がしばしば出てきます。特定のメーカー、型番に目星をつけ、勇んでショールームに行ってみたところ、たまたま目に入った別のメーカー、ブランドに一目ぼれ……なんてことも。
自分と長い付き合いになるピアノを選ぶならば、新品・中古、国産・輸入といった様々なジャンルのピアノを揃えている販売店の方が、ピアノとの出会いの機会を増やしてくれます。中古だからとか、聞いたことのないメーカーだから、と先入観を持つことなく、直感的に「いいな」と思ったピアノに出会ったら試弾してみることをおすすめします。
ピアノの状態
ピアノは、同じメーカーや器種であっても、全てが同じ性能とは限りません。一つ一つを指弾してみましょう。鍵盤を押した感触、タッチが不揃いだと、実際に弾いた時にストレスを感じます。全ての音を鳴らしてみて、異常がないかもチェック。
また、響鳴板や駒板などが割れていると雑音が発生します。ピアノの内部のチェックも忘れずに行いましょう。
調律師さんがいるか
美しい音を保ち、機構の働きを良くするためには、ピアノのケアとメンテナンスが欠かせません。購入したらそれで終わり、というものではないのです。ピアノを弾くならば、買った後の手入れ方法も理解しておく必要があります。
もちろん、ピアノは素人が手入れできる楽器ではありません。そこで、高度な訓練を積んだ調律師の出番です。
きちんとした販売店であれば、アフターフォローもしっかりしています。納品後も定期的に、調律・整調・整音をしてくれる専属の調律師がいるはずです。在籍の有無によって、お店選びの判断材料になります。
スタッフさんの対応
他社の批判やスペック、値段の話しかしないお店は要注意です!公平な目で、様々なピアノを紹介してくれるのが理想的。
以上のようなポイントを念頭に置いて、販売店やショールームを見てみれば、ピアノ購入の失敗は減らせるはずです。
また、繰り返しになりますが、ピアノは音を奏でる楽器です。演奏する人自身が納得できる、好きになれるものを選ぶことが大切です。