良いピアノとは?
多くのピアノがありますが、その中でも「良いピアノ」と言われるのはどのようなピアノなのでしょうか。ここでは、「良質な材料」「しっかりとした設計」「丁寧な組み立て」といった3つの要素についてご紹介していきます。
良質な材料
昔からピアノの材料には、良質の木材が使われてきたという歴史があります。木材が使われる理由としては、「音がよく伸びる」「音がよく響く」という楽器に必要な特性に加えて、軽くて丈夫、さらに加工もしやすいといったものが挙げられます。 中でも「ヨーロッパトウヒ材」と呼ばれる木材がピアノに使われてきましたが、最近は北米産のマツ科の「スプルース材」が主に使用されています。
近年では、木材の使用量を抑えて作られるピアノも増えてきたと言われています。そのため、良いピアノを探す際にはどんな木材を使用しているのかを確認することがおすすめです。
設計がしっかりしている
ピアノは、メーカーによってさまざまな設計コンセプトがあります。そのため、ピアノの大元となる設計思想はそれぞれ異なりますが、良いピアノに共通しているのは「設計がしっかりとしている」ということ。安く作られているピアノの中には、本来あるべきの部品を省いて作られているものもあります。そのため、良いピアノの条件としては「設計がしっかりしている」という点が挙げられるのです。
しっかりと作られたピアノは音の狂いもなく、キータッチもスムーズであるのが実感できるはずです。
組み立てが丁寧
ピアノはさまざまな部品を組み立てられているため、「木の芸術品」と言われることもあります。しかし、良いピアノは丁寧に組み立てが行われているのが特徴。雑に組み立てられたピアノは、使い続けているうちに不具合が出てくる可能性もありますし、良い音が出るとも限りません。
ただ見た目が美しいだけではなく、しっかりと組み立てられているピアノが「良いピアノ」といえるでしょう。
まとめ
「良いピアノ」と言われる条件にはさまざまなものがありますが、このページでは「良質な材料」「しっかりとした設計」「丁寧な組み立て」という3つの要素についてご紹介しました。ピアノ探しの時にはこういった部分をチェックしながら探してみると良いでしょう。お店のスタッフにいろいろと確認しながら、探して見るのも楽しいものです。