中古はやめたほうがいい?
新品ピアノと中古ピアノ、果たして購入するならどちらがお得なのか、いろいろな角度からメリット・デメリットをあげて説明しています。
新品ピアノ購入のメリット・デメリット
新品のピアノを購入するメリットと言えば、メーカー保証がついている安心感や、まだだれの手にも触れていないというささやかな優越感でしょう。
逆に、まだこなれていないというか、最初のうち(3~5年程度)は環境によって、音が狂いやすいというのがデメリット。
全ての中古ピアノの方が安いという訳ではありませんが、新品は中古に比べて値段が高くなることが多いです。
使用されている部品に関してですが、現在主流のピアノの生産過程を考えると、大量生産で安定した音質の楽器を作っている分、音に面白みがなくなってきているという意見も。
もちろん楽器である以上、大量生産のものでも音にバラつきがあるため、まずは試弾してみるのがオススメです。
中古ピアノ購入のメリット・デメリット
中古ピアノの場合、購入した後に音色が大きく変化することが少ないことや、新品だと高価なモデルでも安価で購入できるというメリットがあります。
また、生産された時期によっては、使われている材質が現在のものよりも良く、楽器としてのレベルが高いことも見逃せないポイント。材質・部品・技術、すべてにおいてクオリティが高いものを、安く手に入れられることもあり得ます。
逆に、修理が必要になった場合、そのピアノに合った部品が手に入らない可能性があるのがデメリット。
中古ピアノと言えどもメンテナンス自体はどこの販売店で行っているため、購入時は問題ないのですが、後々手間が掛かる可能性があることも考えておかねばなりません。
ですから中古ピアノを買う時には、特にお店のアフターケアがきちんとしていることや、修理や調律の技術面で信頼できる、評判のいい販売店を選びたいところです。
新品にせよ中古にせよ、実際に弾いてみて音色を確かめ、自分が愛せそうなものを選ぶのが肝心。なんと言ってもピアノは、正しく使いさえすれば100年以上使える楽器なのですから。