3Step.届いたピアノをチェックしよう
ここでは、ピアノ購入後に必要なチェックについて説明しています。
ピアノはメンテナンスが絶対に必要なものです
いよいよピアノが家に届きます。もちろん、届いたらすぐに弾いてみて音を確かめてみましょう。ピアノは少し移動しただけでも音が変わってしまう可能性があるからです。
ピアノというものは、それまであった場所の床の傾きなどが変わると、本体を支える足にかかる重みも変わってきます。その歪みは、音自体にも影響を与えてしまうのです。
長距離をトラックでやってくると、荷台の温度も湿度も違ってきます。そのうえ階段を上ったり下りたりしたあとに設置されたピアノは、音が狂っていたとしても当たり前と言えるのです。
中には、普通の荷物のようにピアノを運ぶ業者もあって、余計な振動を与えてしまって、破損したりなんてこともあります。その点、ちゃんとしたピアノ専門の運搬業者さんであれば、その点も踏まえて、最善の状態で運搬をしてくれるでしょう。
大切な楽器であることを理解した、業者さんに依頼することは重要です。もちろん、販売店がちゃんとそういった心構えをもったプロに依頼しているかも、お店を選ぶ目安になると思います。
何か気になることはすぐに聞いてみる
納品後に、ピアノの環境が変わることで調律が狂うことは十分に考えられます。
弦を張るために使用されているピンが緩み、置いてある部屋の湿度など原因は本当にさまざまで、とても素人が判断できるものではありません。
弾いてみたら雑音を感じる。鍵盤のタッチの違和感などがあれば、すぐに確認してもらいましょう。
そのためにも、メンテナンス体制がきちんとしていること、分からないことは、何でも聞いてみて確認をしてもらうことが何より大切なことなのです。